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@kanibeam_jp

自転車メッセンジャーやってます

CHROMEのシューズとペダル・ペダルストラップの相関

メッセンジャーの仕事の足元を支えるといっても過言ではない(と思う)組み合わせを考えます。
ちなみに、私はSPDシューズには懐疑的。理由は以下にあります。
 
靴の値段が高いコスパが悪い):メッセンジャーは走りますが、意外と歩きます。ビル内とか。靴底も意外と早く減るので靴自体の値段が高いと買い替えの時にカネがかかります。しかもクリートも買わなきゃいけない。CHROMEのシューズなら年末年始やお盆のセールを狙えばたいがい6000円前後で手に入るし、最悪ABCマートとかで売ってる3000円ぐらいのVANSでも走れますし。
一部SPDシューズ入館不可のビルがある:床が大理石だったりしてSPD入館不可のビルは稀にあります。そういう時は用意されているスリッパに履き替えないといけなかったり、余計な手間がかかって時間をロスすることになります。CHROMESPDシューズであったりDZRであればバレにくいとは思いますが、万が一警備員に足裏を見せないといけなくなった時に一度入口まで戻って…となりかねません。
破損や不調が怖い:一時期SPDで走ってたこともありましたが、よく着け外しをする左足のクリートが緩むことがあります。というか2回ありました。片方のネジが外れちゃってペダルから足が取れなくなったり。(足を捻ってもネジが空転するだけでクリートが外れないんです)メカトラブルを嫌うならSPDは怖いと思うんですがどうなんでしょう。最近はSPDメッセンジャーかなり多いですけど皆そのへんはどうしてるのかな。私はもう怖くて怖くて使いたくないです。
クリートの位置決めがシビア:プロのアドバイザーからアドバイスを貰ってセッティングできるプロのレーサーや、長くてもせいぜい1日2〜3時間でライドが終わるホビーライダーならその辺はいいんだと思うんですが、毎日毎日10時間を週5日乗り続けるメッセンジャーはセッティングに失敗すると露骨に身体に不調が出てきます。膝とか足首とか足指とか。ペダルストラップ類はその辺簡素な作りなので、「なんか今日は違うな」と思ったらストラップのゆるめ方を変えるとか、足の差し込み具合を変えるとか、思いっ切り緩めてストラップを使わないとか、身体の負担を軽くする方法を色々取れます。その辺SPDは一旦クリートの位置を決めちゃうとどんなにツラくてもそのクリート位置で走り続けないといけませんから大変です。
 
といろいろ書きましたが上記の理由で僕はSPD否定派です。メッセンジャーの仕事や街乗りにおいては、ということですが。
 
SPDかつ自転車用シューズの本命は米CHROMEブランドでしょう。メッセンジャーバッグも作っており、メッセンジャーのサポートなんかもしていてそっち系カルチャーにも通じているので現場の意見がフィードバックされているのか痒いところに手が届く製品が多いです。
でまあCHROMEシューズのド定番はKURSKとTRUKです。KURSKは某CONVERSE ALL−STARみたいなやつで、TRUKは某VANSみたいなやつです。見た目はキャンバススニーカーだけど、アッパーはバッグと同じコーデュラなのでペダルストラップ類との擦れにも強いし、どうしても汚れてくる足元ながら汚れも目立ちにくく、メッセンジャー的に言わせれば「降ってねーよ!」ってぐらいの小雨というか霧雨みたいな雨であれば弾いてくれるのがいいですね。生地自体にコシがあるのと靴底も普通の靴よりえらく固く作ってあるので力の伝わり方が滅茶苦茶よいです。
 
また、ペダルにつけるペダルストラップ類の代表格はHoldfastとRESISTANT PEDAL STRAPですね。
値段はどちらも同じくらいで、
Holdfastはしなやかにフィットする感覚、
RESISTANTはトークリップのように剛性感のあるセットです。
(Ver.4まで。最新Verは構造を一から見直し、しなやかさを重視した様なのでちょっと違うかも知れません)
 
文章下手くそなので箇条書きで良さ悪さをまとめるとこんな感じ
■Holdfast
○:柔らかいのでキツ目の調整でも足が痛くなりにくい。交換用ストラップセットが安価に提供されている。
×:誤って上から踏み倒した時にペダルに食いついて離れない。
■RESISTANT
○:メッセンジャーがリアルに使い倒してもヘタレない強度がある。長持ち。(もう僕5年ぐらい使ってます)
  シッカリとした剛性感があり、一旦調整を決めてしまえば足の差し込み具合で手軽に負荷のかけ具合を変えられる。
×:値段が高く、交換用ストラップが無いのでペダルと1x1で決め打ちしないといけない。
  (取り付けるペダルを厳選して結構大事に使わないといけません)
 
HoldfastもRESISTANTも共通していますが、使われているナイロンは加水分解や経年変化でボロボロになります。
そうするとペダルを交換しないといけない時にペダルから抜こうとしたら千切れたり…ということで使い物にならなくなります。
だから基本的には取り付けたらペダルごと交換、の考え。Holdfastの交換用ストラップは有り難いですね。
試してないので分かりませんが、RESISTANTのものは見栄えや踏み倒した時のリスクを気にしなければスチールのトークリップにダブルのトーストラップでもいいのかも?
 
 
すいません、前置きがめちゃくちゃ長くなりましたがこれからが本題です。
先に述べたCHROMEのシューズとペダルストラップには相性があるよ、という話です。
 
相性は以下のとおり。
KurskxHoldfast:×
KurskxRESISTANT:○
TrukxHoldfast:○
TrukxRESISTANT:×
 
個別に書きます。
■KurskxHoldfast
KurskはCONVERSEのような形状で、先端にゴムがついています。同じサイズでも幅はやや広め。
このため、Holdfastも若干広めに設定し足の甲にフィットさせるような形になります。
甲にゴムが付いていて、Trukに比べて形状が複雑なため引っ掛かりがよく引き足をごく自然に使えますが、このゴムが災いして雨の日はHoldfastを押し上げてしまい足のよいところにフィットしません。というか、差し込めなくなる。完全に使い物になりません。晴れの日は具合いいのですが…→ユルめに調整して、奥深く差しこむようにして土踏まずをペダルに引っ掛けながら引き足を使う感じにすると中々具合よかったです。いけるっちゃあいけるのかも。でも雨の日はダメですね。
■Kursk x RESISTANT
Holdfastに対してRESISTANTは足を抜いても形を保つように剛性感があります。Holdfastは対してペナペナって感じ。なので、天候を問わずKurskのゴムや全体のボコボコして摩擦の大きいのが効きます。靴紐ホールが引っかる感じ?差し込み・足抜きも難しくなく、安定感があります。
■Truk x Holdfast
Holdfastを微妙にキツ目に調整しても、Trukは足の甲がツルンとしてるので問題なく差し込めます。その代わり引き足はスッポ抜けが起こりそうで若干難しいので、固定ギアかメッセンジャーらしくアップライトにMTBハンドルのチャリなんかが良いかも。足の抜き差しに苦労しないのでストップアンドゴーが多い場面では助かります。
■Truk x RESISTANT
これがもう抜けちゃって抜けちゃってダメですね。基本的にTrukは足の甲がツルっとしてるのでHoldfastにしろRESISTANTにしろストラップに引っ掛かりがなく引き足は使いづらいのですが、それでもHoldfastとの組み合わせであれば万が一引き足が必要な場面(激坂など)ではペダルに全力で食い込ますか、Holdfastに押し付けるように引き上げることでなんとか使えます。が、RESISTANTのストラップは上部がトンネルを通すような形状になっているので頻繁にストラップのベルクロ調整はできません(面倒)し、剛性感が高く形状の安定性があるRESISTANTのストラップだと足を引くと完全にスッポ抜けます。単なるフラットペダルを踏んでるのとなんら変わりがないです。非オススメ。
 
と、そんな感じです。
ちなみに合わせるペダルなのですが、いつだかのRESISTANTのblogに「三ヶ島のシルヴァン系やMT-LITEがなかなかいい!」とありましたがおおむねそれで間違いないかと思います。というのも、本格的なMTBペダルみたいにピンがそそり立ってると靴底がズタズタになるんです。以前はTiogaのスパイダーペダルを愛用していましたが、それまで2年履いてたCHROMEのシューズが2ヶ月ぐらいでオシャカになったのをみてダメだなと思いました。引き足を使いまくると靴底に穴が開いて雨の日とか浸水してきます。なのでピンの立ったペダルよりはシルヴァン系とかのいわゆるケージペダルの方がまだ靴底には優しいでしょうね。全く傷つかないわけではありませんが…私はMT-LITEで統一してますが、ペダルの幅も広いんで踏み面が大きく、足の小指らへんが多少楽な気もします。ただシールドベアリングではないし精度もさほど良くないそうなので仕事で天候問わず走ってると頻繁なメンテナンスは必要になるでしょうね…超高いけど三ヶ島のシュプリーム(アレはどうもシールドベアリングらしい)にダブルのトーストラップが一番いいんでしょうかね。手が出なくて試せてないんですけど。
 
■2016/4/1 追記
・とうとう三ヶ島の高回転ペダル+トークリップ購入しました!
Holdfastがブチ切れちゃって、換えのストラップがどこにも売ってないので当面トークリップにするかってことで…
どうせペダルとトークリップ買うなら、3000円ぐらいでまたどうせ買い換えるペダル買うならねってことでね。
結論から言えば三ヶ島ロイヤルヌーヴォーとトークリップの組み合わせは抜群でした。NJS系のペダルは回転が良いのは当然ですがあのプレートみたいなケージがメチャメチャ靴に引っかかります。足抜きがちょっと怖いくらい。
ただし、トークリップは先端が詰まってしまう為足のサイズに対するトークリップのサイズ選びは慎重に行う必要があります。
僕はダブルのトークリップMサイズ(足の大きさは26.0くらいです)を選びましたが、本来の競技サイズになるのでSPDチックなフィット感となります。
拇指球の真下にシュープレートが来る感じ?ですかね?
ペダルストラップ系から入った自分としては正直もうちょっと奥まで差し込みたい。土踏まずまでシュープレートが来てくれると嬉しいですね。